収入を増やすには、収入源の量を増やすか、収入源の質を高めるかの2つのアプローチがあります。収入源の量とは、本業・副業・投資など収入源の数です。収入源の質とは、1つの収入源からの収入額の高さです。
収入源の量を増やす
収入源は会社員であれば給料収入です。収入源の量を増やすと言うことは給料以外の収入源を確保するということです。給料以外の収入となると副業か投資があります。副業と投資について考えてみましょう。
副業と投資のポイント
- 副業 時間と自分の能力を資本として、マネタイズする。
- 投資 自分の資産を資本として、利回りを得る活動をする。
副業は時間と能力に収入が比例しやすいです。言い換えると時間が必要です。本業以外の時間に余力があれば検討してみましょう。また、能力で時間単価が決まります。時間の余力が少なくても、特別な能力があれば、副業で効率良く収入を得ることも可能です。
投資は資産が必要です。さらに投資に失敗すると資産を減らすリスクがあります。しかし、時間がなくても良い投資先を見つけられれば、貴重な収入源となり得ます。投資には資産が必要ですが、多額の資産でなくても投資できる商品もたくさんあります。
どんな副業があるのか
副業のポイントは時間の有効活用です。本業以外の空いた時間を活用してマネタイズすることです。時間×能力で副収入が変動します。特別な能力がある場合は高収入も狙えます。副業をする場合、アルバイト・クラウドワーク・個人商店・ブログなどが考えられます。
アルバイト・クラウドワークが副業の中ではハードルが低いです。能力に合わせ、豊富な求人が出ています。自分の空き時間など条件と合った副業を探し出すのに最適です。クラウドワークであれば、能力に合わせて高単価の求人も出ています。自分の才能を活かせるかチェックする価値は十分にあります。
個人商店はメルカリやヤフオクなどのサービスを活用して、趣味で作ったものや、バイヤーとして仕入れて売るなどの方法です。売れるかどうかは商品しだいなのと、製作費や購入費などが最初に発生するので、売れない場合のリスクがあります。
ブログは記事を書き、広告などで収入を得る方法です。個人商店と同様で収入になるかどうかは記事が見られて収入につなげられるかどうかでで決まります。個人商店・ブログは個人の能力とマーケットとの相性で収入額が決まります。
副業の場合、収入に意識が向き過ぎると、空いた時間以上に副業に取り組もうとしてしまい、オーバーワークになりかねません。目標を収入額にせず、副業の時間を設定して取り組むことで継続できます。副業が習慣化してから時間単価を高める取り組みをすれば安定的な収入になります。
どんな投資があるのか
投資のポイントは資産の有効活用です。自分の資産を成長するところに投資することで効率的に資産を増やすことができます。副業には安定的に時間の余力がりますが、投資であれば、不定期でも投資先をみつける時間を確保できれば取り組むことができます。
投資先は株・FXなどの各種金融商品、不動産など多岐に渡ります。多くの投資商品があり、資産が大きくなくても投資可能な商品もあります。投資商品に対する知識も必要なので、自分の資産と自分に適した分野から投資商品を選びましょう。
投資も収入に意識が向き過ぎると、短期的に過剰な投資をしてしまいがちです。目標を収入額にせず、長期的な視点で取り組むようにし、投資ルールを設定することで、チャンスとリスクをコントロールできるようになります。
収入源の質を高める
収入源の質とは収入額です。質を高めるということは、収入額を高めるということです。一言に収入を増やすと言っても簡単ではありません。収入を増やすにはポジショニング、能力開発、効率化の3つを軸に考えることで効果的に取り組めます。
ポジショニングについて考える
ポジショニングとは労働力マーケット内で自分の立ち位置を決めることです。産業により収益性に大きな差があります。自分の能力や適性と産業の収益性を見極めることで、収入源の質が高まります。
産業のポジショニング
産業によって特性があり、収益性の高低があります。収益性の高い産業に属している方が収入アップの可能性が高まります。業界内でも収益性の高い企業が存在します。産業選び・企業選びはとても重要で失敗すると努力が全く報われない可能性すらあります。
収入アップのためには、自分の能力や適性と合う産業・業界・職種・企業をリストアップします。その中で最も優位性が高いと思う企業・職種を選び、採用基準をクリアできるために必要な取り組みをします。
会社内でのポジショニング
産業・企業のポジショニングを考えてみても、優良企業への就職や転職は容易ではないです。希望した企業への就職・転職が難しい場合は就職する、もしくは所属している会社内でのポジショニングについて考えましょう。
ひとつの会社内でも様々な職種で企業は構成されています。職種によって給与制度・評価制度が異なる場合があります。営業であれば成果主義・インセンティブ制度などがあれば収入アップの可能性がでます。事務職も資格取得手当など制度を確認してみましょう。
同じ職種でも拠点による違いも出てきます。都市部であれば市場が大きいメリットがあり、地方であれば競合が少ない場合もあります。拠点によって業務量の多い少ないで業務量・業務時間のコントロールのしやすさも異なります。拠点を含めて、自分に合うポジショニングを考えてみましょう。
能力開発について考える
収入アップの上で欠かせないのが能力アップです。先ほどのポジショニングの考え方を踏まえ、産業・職種のポジショニング変更に有利な能力開発もあれば、勤務中の会社の給与・評価制度に合わせた能力開発もあります。
本業での限界を感じているのであれば、副業向けの能力開発を検討するのもありです。副業をしている場合も、副業の収入がアップするための能力開発も効果的です。能力開発は収入単価を上げるための取り組みです。
能力開発は欠かせないのですが、能力アップには時間がかかります。さらに継続できるかがポイントになります。能力開発は即効性が低いですが、長期的にはとても重要です。モチベーションを維持するためにも効果が出やすい収入源に関する能力開発をしましょう。
効率化について考える
効率化とは時間の密度を高めるためのアプローチです。業務効率を上げることや、時間の使い方をそのものを見直し、時間の密度を高めます。そのためには今の時間の使い方を分析し、効率アップ可能な時間、削減や置き換え可能な時間を把握します。
新たな時間の使い方を考える上で、収入源を増やしたほうが良いのか、収入アップを目指したほうが良いのかなど、時間対効果を考えます。収入額の総和が最も大きくなるように時間を組み替えます。
本業の業務効率を上げるのであれば、業務量を増やして収入アップするのか、他の業務をして職能を上げて昇進を狙うのか、空いた時間を副業や能力開発に充てるなどの方法がありますが、どれが将来的に有意義かで同じ業務効率アップでもその後のアプローチが異なります。
時間の使い方を見直すのであれば、削減しても影響が小さい時間を見極め、より大きな効果が出せる時間に置き換えていきます。新たな時間の使い方次第で、今後の収入源の量と質が大きく高まる可能性があります。短期・長期両方の視点で効率的な時間に組み替えましょう。
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