BSアンテナを自分で設置してわかったメリットと注意点

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生活関連

賃貸マンションから築20年の戸建に引越しをしたところ、地デジはアンテナが設置されていて全部屋で視聴できるけれどBS放送が視聴できないので、色々とBS放送の視聴方法を調べて、自分でBSアンテナを設置してみることにしました。

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設置環境

3階建ての一軒家で地デジのアンテナは屋根上に設置されています。地デジのケーブルは壁内に配線されていて全部屋で壁の端子から視聴できる状況です。その配線にBSも接続したかったのですが、ケーブルやブースター・分配器がどこにあるのか見つけられず断念しました。

だいたい風呂やクローゼットの天井の点検口にあるそうなのですが、点検口から色んなケーブル類は見えても何のケーブルか判断出来ず、ブースター・分配器などの機器は見当たらずでした。もし見つけられたら、それに配線するだけでBSも壁の端子から視聴できる可能性があります。

壁内配線を断念し、屋外配線することにしました。ベランダが2階にあり、そこにアンテナを設置することにしました。BS放送の視聴を全部屋ですることは諦め、2階でテレビ1台、1階でテレビ2台の視聴できるようにすることにしました。

2階はリビングで全員が集まるので、まず2階で視聴できるようにしてから、様子をみて1階も配線する段取りにしました。2階のベランダにクーラーの室外機があり、室内の壁穴とつながっています。そこからケーブルを引き込む予定です。

BSの電波は南西方向から受信します。南西方向に電波をさえぎる物があれば受信できない可能性があるので注意が必要です。我が家の場合は2階ベランダから南西方向が開けているのと、近所にアンテナ設置している家があったので、受信可能と判断しました。

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必要機材

まず2階のみで視聴できるようにするために

  • BSアンテナ
  • 同軸ケーブル
  • ベランダ設置金具

を用意することにしました。万が一BS電波を受信できない場合の無駄を最小限にすることを考え、ブースター、分配器はテレビ1台での受信状況を見てから購入することにしました。ブースターの必要性も受信レベルが良ければ分配器のみで様子を見ようと考えています。

BSアンテナ単体購入とBSアンテナセット(ケーブル・設置金具入り)とで迷いましたが、セットの方が安そうなので、セットにしました。ちなみに4K8K対応アンテナにしました。価格差が従来の2Kより2000円ほど高いだけだったので、交換の費用と手間を考えて判断しました。

我が家の場合は地デジが既設で地デジとBS放送が別ルートで配線されるので混合器・分波器は不要になります。クーラーの配線から引き込む予定なので、パテが必要になれば、パテも購入しなければなりません。

同軸ケーブルは屋内向き、屋外向きがあるようです。太さで5C以上、線のカバーの材質で屋外向きのものを選んだほうが良さそうです。ただ、アンテナセットのケーブルは4Cでカバーの材質も屋外推奨ではないようなので、どこまで気にするかは環境次第かもしれません。

一旦はセットの4Cの塩化ビニルのカバーで様子を見て、問題があれば対応しようかなとかんがえています。同軸ケーブルの太さ・材質などについて詳しくはhttp://www.sun-ele.co.jp/explain/coaxial_rule.htmlを参考にしてみてください。

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アンテナ設置・配線の結果と直面した問題

アンテナを購入して到着したので、実際にアンテナを設置してみました。結論から言うとアンテナ設置からBS放送が視聴できるまでは1時間もあればできました。意外と簡単でしたが、実際に設置する中で様々な問題に直面しました。

問題1 ベランダの手すりより設置金具のサイズが大きい

今回、費用面を重視して、ベランダ設置金具が入っているBSアンテナセットを購入しました。自分のイメージでは手すりの支柱の棒に設置したかったのですが、セットの設置金具が大きくそこに入らず、手すりの笠木部分に設置することになりました。

手すりの笠木部分には設置できたので、良かったのですが、少し慌てました。設置金具単体で2000円~4000円、同等のアンテナでアンテナ単体からセットにする場合プラス1000円なので費用面では1000円は抑えられたので良しとします。

問題2 テレビ・ビデオの設定がいる

少し慌てたものの、スムーズにBSアンテナをベランダに設置し、窓からケーブルを引き込んでテレビに接続しました。いざ、チャンネルをBS放送に。。。。。

しかし、全く映らない。映る気配がない。アンテナの角度かなとアンテナを動かすも反応なし。よく見るとテレビもしくはビデオのBS受信設定が必要と判明しました。今回はテレビに接続していたので初期設定でBS受信をオンにしたら受信レベルは低いものの映りました。

普段はビデオに接続して、ビデオ経由で受信するので、ビデオに接続し直したら、全く映らないので、ビデオの初期設定でBS受信オンにしたら同じように映りました。受信機器の設定がいるとは全く思っていなかったので、最初はBS放送が受信できるのか不安になりました。

問題3 BSアンテナ角度は少しずつ

BSアンテナ設置の説明書にも記載があるのですが、アンテナの角度調整は数センチで受信レベルが大きく変わります。実際に設置してみるとミリ単位で受信レベルが変わるという実感です。何往復かして最も受信レベルの高い方角に合わせましたが、根気がいる作業でした。

横の角度はアンテナ設置の最終段階で決められますが、縦の角度である仰角はアンテナ設置の最初の段階で決めておく必要があります。受信する地域で角度が決まっているので、説明書を見て、アンテナ表記の角度を確認して、設置が必要です。

問題4 屋外から線を引き込めない

ベランダのクーラーの配管からテレビのケーブルを室内に引き込む予定にしていましたが、クーラーが隠蔽配管と呼ばれる配管で、テレビケーブルを引き込むことができないことが発覚しました。

クーラーの室内機筐体の配管用の部分に穴を開けてみましたが、壁の穴に対してクーラーの配管がいっぱいになっていてケーブルを引き込もうにも配線の余地がない状況です。かなり時間を費やしてあれこれした結果、配管から引き込むことを断念しました。大きな誤算です。

次に引き込む方法として、隙間ケーブルを購入して窓から引き込むことにしました。

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費用

設置業者に依頼するとBSアンテナ本体(2K放送)の料金と工事費で約4万円が相場でした。4K8K対応になると少なくとも5千円はアップするようです。工事依頼の場合ブースター設置も含まれ、全部屋で視聴できる金額です。

自分で設置する場合は全て4K8K対応にしてアンテナ・ケーブル類・金具で8千円でした。テレビ複数台で視聴予定なので、今後ブースター・分配器・ケーブル類で1万7千円ほどかかる見込みです。内訳はブースター・分配器で1万2千円ほどでケーブル数本で5千円です。

4K8K対応で自分で設置と工事依頼とを比較すると約2万円の節約です。同軸ケーブルの金額も馬鹿にならないので、節約するならもホームセンターで長いものを買って、端子を自分で取り付ければさらなる節約も可能です。

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自分でBSアンテナ設置する場合の注意点

BSアンテナ設置前に南西方向の状況を確認する

BS電波は南西方向から受信します。BSアンテナ設置予定の場所から南西方向に障害物がないか確認しましょう。近隣で設置している場合は受信できる可能性が高いです。

設置金具のサイズと設置場所の状況確認

設置金具入りアンテナセットを購入する場合は設置金具のサイズと設置予定場所のサイズが合うか事前に確認が必要です。設置金具を別に買う場合はサイズを確認してから購入しましょう。

テレビ・ビデオの設定を忘れずに

BSアンテナ設置と合わせてテレビかビデオのBS受信の設定をオンにする必要があります。テレビ・ビデオの説明書を確認して、設定をしましょう。

アンテナの角度調整は少しずつ

設置する場所によって方角は異なります。説明書をしっかり確認して角度を合わせる必要があります。アンテナの仰角は事前にしっかり合わせ、方位角は少しずつ動かして受信レベルをチェックしながら決めましょう。

BSアンテナ角度の参考サイト http://www.sun-ele.co.jp/explain/bs_angle.html

屋外からの配線引込方法

クーラーの配管から引き込む場合は配管の状況も事前に確認しておきましょう。同軸ケーブルを持っているのであれば、実際に通してみて配線可能かチェックしたほうが確実です。難しそうであれば隙間ケーブル(約1000円)を活用しましょう。

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まとめ

BSアンテナを自分で設置することは難しくないですが、全てが自己責任です。映らない場合や配線の問題で費用が高くつく可能性もあります。設置中の事故にも注意が必要です。視聴したい台数などでメリット・デメリットも変わります。しっかり検討して決断してください。

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